栗田神社

秋田市新屋栗田町 (平成18年7月27日)

秋田藩士栗田定之丞(さだのじょう)が冬期の北西風による海岸からの飛砂に悩まされていた新屋村を救うため18年に渡る努力により砂防林育成に成功したことを、彼の没後村人が祀って建てた神社です。

社号標と境内入口。

天保3年に刻まれた「栗田君遺愛碑」。砂地の松林のなかにある社殿は、植林に一生を捧げた栗田定之丞の霊が眠るに相応しい佇まいだ。また司馬遼太郎の「街道をゆく」で詳しく紹介されているようです。司馬遼太郎の作品は全て読んだつもりだったのですが。

入口左右で参拝者を睨んでいる狛犬。拡大写真はこちら。

この松一本一本が多くの先人達の血の滲むような努力の結晶なのでしょう。

末社の稲荷神社。

何と!稲荷神社の前に雉の親子が遊んでいます。周りは、今ではすっかり住宅地になっているのだが。

稲荷神社側より見る入口の雰囲気。