辺岨(へそ)神社

秋田市河辺岩見(平成18年7月23日)

 この神社は地図に「へそ神社」とひらがな表記されていたので、面白い名前の神社だと思い遙々来ましたが、元々は「岩見神社」という由緒ある古社の境内に、『秋田県の中心地=へそ』という意味で約20年前、昭和61年に「辺岨神社」が創建されたのだそうです。
 昭和60年、秋田県内の青年グループなどが「秋田県のへそはどこ?」と調べた結果、県の東西南北端を結ぶ対角線の交点、さらには秋田県を長方形とした場合の栗駒山−須郷崎・鳥海山−御鼻部山を結ぶ各線の交点が河辺町内にある事が分かり、岨谷峡にへそ神社を造ろうと、北海道のへそ・富良野市へ視察に行ったりして、翌年の春には地元河辺町の方々と力を合わせ「へそ神社」が創建されたようです。命名に際しては、河辺町の「辺」と岨谷峡の「岨」をとって、「辺岨神社」とし、親子の絆・臍の緒を納める御堂として「絆堂」と命名されました。
 そしてその交差点には「中心標」を設置し、家族連れで楽しめる公園として「へそ公園」が整備されました。毎年6月第1日曜日にはへそ公園を会場として「へそまつり」が開催され、「へそ踊りコンテスト」などで盛り上がるそうです。
 また岩見神社では毎年4月8日の例祭にその年の五穀豊穣などを願って、湯立神事が執り行われています。

 

旧道にある神社入口の両部鳥居
扁額には「岩見神社」
参道脇の大平山神社碑
保呂羽山・御嶽山・高岳山碑 新道からの参道入口
参道の様子 もうすぐ境内です
左脇の「辺岨神社・絆堂」 境内社
左脇のみ保護された「岩見神社」社殿
挙鼻の龍、優しげな感じです。
木鼻の狛犬は勇猛果敢な感じがします。
拝殿の四隅を支える力士像。 
秋田市周辺・主として南東部でこの造りを何社かみました。