秋田市山内字藤倉8(平成18年7月23日)
この神社は山内藤倉地区の15号線・秋田八郎潟線に面して鎮座しています。今でも結構広い社地を有する神社ですが、この地に再建される以前は仁王門まで備えた由緒ある神社だったようです。
案内には、「御祭神は天照皇大神、大物主大神。
由緒は、延暦年間(782〜806)征夷大将軍の坂上田村麻呂が東北進攻の折戦勝祈願したとの伝承があり、その時に藤の巨木を神体として藤倉大権現を祀りました。十一世紀末には源義家も観音菩薩像を合殿に祀って祈願したとされ、以来藤倉観音と称し、江戸時代には水上神として佐竹氏代々に崇敬されてきました。現社地へは承応2年(1654)に1km先の旭川の反対側の「藤倉開拓」から遷座・再建されましたが、仁王尊堂や境内の石碑等には江戸時代の年号が並び、苔むした石畳や大きな杉など歴史の重さが伝わってくるようです。明治6年村社となり、昭和21年に宗教法人・藤倉神社となりました。」とあります。
神社入口 | |
嘉永5年(1852)生まれの狛犬。 若干潰れ顔ですが、良い面構えをした秋田狛犬です。 阿吽共に歯がよく見え鋭い牙があります。 胸ぐらは逞しく、太くストレートに伸びた前脚に力強さを感じます。 |
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(嘉永5年(1852)8月吉日建立) | |
仁王尊堂。 朱に彩色された仁王様がいらっしゃいます。 |
境内の様子 |
拝殿 | 本殿 |
三社合殿(白峰神社 八幡神社 相染神社) | |