豊川市下長山町西道貝津87 (平成20年3月30日)
東経137度22分58.11秒、北緯34度48分16.28秒に鎮座。
この神社はJR飯田線・牛久保駅の西約150mに鎮座しています。線路を挟んで現在は境外社の様に見える長山稲荷社が鎮座していますが、鉄道が出来るまでは一体だったのでしょう。境内は周囲を大木に囲まれ、時々通る電車の通過音が聞こえる以外はとても静かで、閑静な雰囲気の気持ちの落ち着く神社です。
境内入口左には今を盛りと満開の桜が咲き誇り、入口には鳥居ではなく注連柱は建立されています。境内にはいると大きな灯籠の向こうに向拝の無い拝殿が建ち、三間社流れ造りの本殿と渡り廊下で繋がっています。境内右奥には数社の境内社が祀られ、拝殿前から見る境内の雰囲気は落ち着きがあり…しばらくこの雰囲気に浸っていたい…と思わせる神社でした。
御祭神:伊邪那美命、事解男命、速玉男命
例祭日:4月第2日曜日
境内社:十九社、五社、津島社、御鍬社、上稲荷社
由緒:縁起書に、欽明天皇の丙寅年(545)熊野神を勧請創祀するとあります。白鳳元年(672)、造営若一王子を祀りました。寛和元年(985)熊野本宮を併せ祀り、三社大権現・能野本宮と称しました。その後、今川氏や牧野氏の篤く崇敬されました。
明治5年10月村社に列し、同40年、指定社となり、大正13年、郷社に昇格しました。
境内入口に咲く満開の桜 | この社の境外社:長山稲荷社裏から JR飯田線の線路を挟んで見える 神社入口と鎮守の杜 |
社号標 | 神社入口 |
大正13年生まれの岡崎型狛犬 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(石工・岡崎市 布藤金作 大正13年(1924)4月建立) |
向拝の無い拝殿 |
拝殿内、漆黒の神殿狛犬 拝殿内は暗くて、尚かつ狛犬は黒漆が塗ってあるようで、「何か居る…」程度にしか見えなかったのですが、こうしてPhotoshopで補正し全貌が見えると、金色の目を爛々と光らせ、歯並びの良い平歯や牙も金色、厚い舌や口内は朱に塗られ、筋肉質で装飾的な力強い狛犬だったのですね。足元にはご愛敬で、可愛い朱の玉乗り狛犬も居ますね。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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本殿 | |
境内社:左から 十九社、五社、津島社 |
境内社:左から 御鍬社、上稲荷社 |
拝殿前から入口を振り返る | |