神明社

常滑市栄町6-200(平成21年11月21日)

東経136度50分33.8秒、北緯34度52分54.19秒に鎮座。

 この神社は名鉄常滑駅の南西約700m、常滑北保育園に隣接して鎮座しています。南参道入口には駐車場があり、神明鳥居を潜ると石段の参道になりますが、石段入口脇には珍しい常滑焼の狛犬がいます。直登の石段は結構きつく、境内入口には木製の神明鳥居が建てられています。境内は明るく広く中央には妻入りの拝殿、神明造りの本殿が建立され、左右に境内社や遥拝所が祀られています。常滑を代表する神社のようですが、豊かな杜の中、綺麗に整備された気持ちの良い神社でした。

 御祭神::天照皇大御神、豊受姫大神
 祭礼日:4月第2土曜日
 境内社:恵比須社、香良須社、猿田彦社、多賀社、秋葉社、八幡社、御鍬社、白山社、津島社、金刀比羅社、山神社
 由緒:この社は旧郷社で、創祀されたのは明応3年(1494)に瀬木の千代の峯に祭られていた古社が三社に分祀された時である。 常滑浦という大きい入海が山から流れてきた土砂によって陸地化が進んだことや政治的変化の影響を受けて西之宮とも称せられた神明社、高宮とも称せられた常石神社、中宮とも称せられた大善院鎮守社の三社に分祀されたと云い伝えられている。
 元禄7年(1694)の棟札によれば伊勢の内宮外宮白山神社乾坤宮の神を祀り、北條村、世儀村、市場村、同所浦方保示によって修復がなされている。文政時代(1818)の記録には 北條村二〇七戸、瀬木村一三四戸、常滑村五三三戸、とあり、常滑村には市場山方、市場浦方、保爾浦 支邑奥條とに分れていた。
 江戸時代の例祭は夏に行われていたが明治に入ってから春祭となり神明社、常石神社の例祭日にあわせて保示、市場、山方、奥條、瀬木、北條の六台の山車が二日間に渡って市内を巡行している。
(社頭由緒より)

社頭
南参道入口の神明鳥居 社号標
南参道入口にいる昭和17年生まれの常滑焼狛犬
阿吽で作者が異なり、吽には角が付けられています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(阿・片岡武正 吽・柴山清風 昭和17年(1942)正月建立)
石段の参道
境内入口 木製の神明鳥居
境内の様子
拝殿
拝殿内の様子
本殿
境内社:秋葉社、八幡社 境内社:御鍬社、白山社、津島社
境内社:金刀比羅社、山神社 明治神宮遥拝所
境内社:恵比須社、香良須社、猿田彦社、多賀社 神武天皇遥拝所
伊勢神宮遥拝所
北参道の手水舎と子供を背に乗せた鯉?の蛇口