春日神社
高浜市春日町2-1-8(平成21年11月23日)
東経136度59分20.03秒、北緯34度55分41.39秒に鎮座。
この神社は三河高浜駅の西北西約370mに鎮座しています。高浜市を代表する大きな神社で、境内全体をさして「大山公園」と称しています。南側から延びる表参道は約200m弱、入り口近くでは昭和9年生まれの三河焼き狛犬が出迎えてくれます。境内入口までは三基の鳥居が立ち、鬱蒼とした参道脇には数々の境内社が祀られています。
境内にはいると、この日は新嘗祭なのでしょうか、大勢の人々が拝殿内でご祈祷を受けており、その他にも沢山の地域の方々が参拝されていました。境内左や本殿右奥にも境内社が多数ありました。又、拝殿前には春日神社の御眷属・鹿さんが優雅な姿で立っており、本殿前には市有形文化財指定の素朴で味わいのある狛犬がいて私達は大喜び。
参拝後には、春にはおよそ1500本といわれる桜が薄紅色の雲海を造り、初夏には藤の花が美しく咲き乱れるという「大山公園」をゆったりと散策されるのも一興かと思われます。その他、大山公園には巨大な三河焼き狸の像も置かれ愛嬌を振りまいているようで、子供達の良いお友達になっているようです。
御祭神:天児屋根命、武甕槌命、姫大神、経津主命、保食神、吉備臣建日子命、天押雲命
祭礼日:10月第一土・日曜日
境内社:秋葉社、服部天満宮、金刀比羅神社、秋葉神社、若宮神社、森前秋葉神社、山ノ神社、御鍬社、高浜神社、津島社、稲荷社、靖国神社遥拝所他
由緒:創建は不詳ですが、往古は天児屋根命は大明神山に、武甕槌命は鹿島に、経津主命は古宮に、姫大神は古春日に鎮座されていました。この4柱の神を古春日の地に合祀し、春日大明神と称しました。
この頃、大連物部守屋の子孫が祀職で、其の館跡を守屋と称します。
永正年中(1504〜1520)鎮座の地を今の地に移して地名を春日と称し、前の地を古春日と改称しました。
明治5年10月14日村社に列し、大正元年11月15日北浦鎮座の若宮神社を、同2年11月7日字県鎮座の県社と稲荷社を、同7年9月28日字県の秋葉社を合祀しました。
昭和15年9月5日、郷社に昇格しました。
昭和32年4月4日、高浜町神明にあった神明社を合祀。
昭和49年10月2日、高浜市田戸町州崎にあった八剱社が産業道路にかかったため当神社境内に遷座されました。
表参道入り口近くにいる昭和9年生まれの三河焼き狛犬
獅子頭のような顔つきで、尾は上に向かって渦巻いたり流れたりしています。大きな獅子鼻がかえって愛嬌になっています。
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(昭和9年(1934)2月23日建立) |
参道途中の二の鳥居 |
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境内社:秋葉社 |
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境内社:服部天満宮 |
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境内社:金刀比羅神社 |
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境内社:秋葉神社、若宮神社 |
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境内にいる春日神社の御眷属・鹿 |
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本殿前、市有形文化財指定の狛犬
延宝6年生まれで、小顔に太めの身体、背中にぴたっと張り付いた尾を持つ狛犬です。一番の特徴は前脚でまるで人間が椅子に腰掛けているような折れ曲がり方をしています。吽のお腹の下に石の塊がありますが、もしかしたら吽には大きな角が付いていたのかも知れません。この時代の狛犬としてはかなり装飾的で、力作と思われます。
同じく市有形文化財指定の瓦焼き狛犬は、役員の氏子さん達にお聞きしても「何処に置いてあるのか分からない。」という事でした。
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(延宝6年(1678)戊午11月吉日建立) |
本殿 |
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境内社:森前秋葉神社 |
境内社:山ノ神社 |
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境内社 |
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境内社:行者堂 |
境内社:御鍬社 |
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靖国神社遥拝所 |
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境内社:高浜神社 |
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境内社:津島社 |
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境内社:稲荷社 |
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東参道の様子 |
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東参道入り口近くにいる皇紀2600年郷社昇格記念に奉納された三河焼き狛犬
阿は玉に手をかけ、吽は子狛の頭を撫でています。愛嬌のある可愛い狛犬達です。
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(昭和15年(1940)建立) |
東参道入口に建つ社号標
「春日神社」「八剱神社」 |
東参道社頭 |
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