川原神社

名古屋市昭和区川名本町4-4-11 (平成24年4月27日)

東経136度56分51.30秒、北緯35度08分54.09秒に鎮座。

この神社は、鶴舞線・川名駅の北西400m程の辺り、名古屋市の真っ只中に鎮座しております。社殿は大東亜戦争敗戦前の空襲で失われたようですが、不思議な程豊かな杜に囲まれ落ち着いた雰囲気となっております。

平安時代初期の年中行事や制度などを記した「延喜式」に載る「愛智郡川原神社」にあたるとされる格式の高い神社で、日神、埴山姫命、罔象女命の三神を祀っている。創建年代は明らかでないが、鎮火の神として知られている。戦災にあい、昭和二八年再建された。境内に大きな池があって、弁財天を祀っているところから、「川名弁天」の名で知られている。
名古屋市教育委員会

日の神、埴山姫神(土の神)、罔象女神(水の神)を祀っている。防火鎮火の神としても祀られている。建立は定かではないが、延喜式に初めてその名が出てきている。社殿は第二次世界大戦で焼失し、再建されたが1992年、不慮の火災でまた焼失したため、1998年に新たに建て直したものである。
名称は「川原神社」よりも「川名の弁天様」の方がよく通る。大正時代に小舟が見つかった。これは昔このあたりが入り組んだ海岸線の入り江だったためと言われているからである。毎月3と8のつく日は朝市が開かれ、大勢の人でにぎわう。地元ではしばしば『さんぱち』と呼ばれている。
境内は木々に囲まれ、クスノキやアラカシなどの保存樹も数多く存在する。また、結婚式場としても利用されている。
境内には「弁天池」と呼ばれる池があり、弁才天が祀られているが神仏分離で近くの曹洞宗太平寺へ遷された。祭神は市杵嶋姫命である。また池にはカメがたくさんいることでも知られ、江戸時代にかかれた、『尾張名所図会』にもたくさんのカメが描かれている。たまに民家にカメが現れる事があるが、その時はカメに酒を飲ませてから池に返すのが慣わしとされている。2003年に崩壊した石垣の修復作業の際、水を抜いたところ357匹ものカメが見つかった。近年はミドリガメが目立ち問題となっていたが多くは駆除され、在来種のニホンイシガメ、クサガメなどが主となっている。
ウィキペディア より

『尾張名所図会』では川原天神となっています。左手は弁天、鳥居の左には「天王」とあります。現在9月25日の祭は「川名天神社例祭」。通称は「川名の弁天様」。川原神社と称したのは明治以後のようです。「延喜式」記載の「愛智郡川原神社」はここだったのでしょうか。

参道入口

参道入口左手、「川名の弁天様」

二の鳥居

蕃塀

境内

拝殿

拝殿内部

本殿


津島社

天神社

猿田彦社

若宮社・山ノ神・秋葉社

川名社

川名稲荷社

龍神社

神楽殿