古鳴海八幡社

名古屋市緑区鳴海町上ノ山5 (平成24年4月27日)

東経136度57分28.21秒、北緯35度5分41.49秒に鎮座。

この神社は、名鉄本線・本笠寺駅の東2.5km程の辺り、鳴海町の住宅街に鎮座しております。現在の住所は上ノ山となっていますが、すぐ東側は古鳴海となっており、嘗てはここも古鳴海であったのでしょうか。

御正殿に天照大御神(神明神)・応神天皇(八幡神)を祀る。

当神社は鳴海本貫の古邑であり、古代鎌倉街道が通じていた歴史をもつ、古鳴海地区の鎮守である。
明治の神社合祀令により、山ノ上の神明社鎮座地に、明治四十二年、小森地区(現在の県営、古鳴海住宅地)に坐ました八幡社を遷座合祀し、以後、八幡社と専称(僭称?)している。
尚、合祀するまで、天白地区(現在の環境事業所、鳴海工場北、天白川添地)神供田があり、中央には、応永年間までに完成された"能"の一曲"熊野"道行に奈留美の松と唱(唄?)われた大松(神木)があったと伝えられている。
境内社として、秋葉社・石神社・金刀比羅社の三社を祭祀している。
摂社三社の中央に坐す、石神社も、神社合祀令により合祀するまでは、嫁ヶ茶屋地区(現神社地より東南)二坐し、日本武尊、御東征の折り、当地から火高の里(現大高)の尾張氏館へ陸つたいに東進されるに、谷地の穢を忌み、行路の無事を祈願された"境の御神(旧称山神社)"と伝えられている。
尊は、その後南進され鳴海浦(現在の鳴海駅北の高地)から御船出された故事は、式内成海神社創祀の縁起である。
境内由緒書き より

神社入口

社額

参道

境内入口

境内

拝殿

拝殿前の初期岡崎型狛犬
(昭和9年(1934)1月8日建立)

拝殿内部

屋根のみ窺える本殿


末社

金刀比羅社 石神社 秋葉社

忠霊碑


東参道入口

現在はこちらが主に使われているようで、社号標もこちらに立っております。

都市景観保存樹、御神木のクスノキ