羊神社

名古屋市北区辻町5-26 (平成27年1月3日)

東経136度55分45.88秒、北緯35度12分15.29秒に鎮座。

この神社は、大曽根駅の北西2.5km程の辺り、辻町の住宅街に鎮座しております。近づくと、警察官が交通整理をしています。未年の今年は、参拝者が当然多いと想像はしていたのですが、ただただ吃驚!。流石、流行に敏感な日本人!。境内は人人人人・・・!。特に羊像と記念写真を撮る為の行列もまたまた人人人人・・・!。

御祭神 天照大神・火の迦具土神(日本神話における火の神)

由緒
創立年代は不詳なれど、平安時代第六十代醍醐天皇の御代(西暦901〜930年)にまとめられた延喜式神名帳に尾張の国山田郡羊神社と記され、本国帳に従三位羊天神と有る古社である。神社に保存されている棟札によれば、本殿は慶長十八年(1613)に再建されたとある。その後天保九年(1838)尾張第十一代藩主徳川斉温公の時代に改築され今日に至っている。鎮座地「つじ町」は「ひつじ」から「ひ」をとって名付けたともいわれる。
里の名を辻という御社の羊の名にし負へるうとぞ聞く
昔から氏子地区には極めて火災が少なく「火災除」の神として崇敬者も多い。
社名の由来
群馬県多野郡吉井町にある「多胡碑」(日本三古碑の一つ)に刻されている多胡郡の領主 羊太夫が奈良の都へ上がるときに立ち寄っていたゆかりの屋敷がこの地(現辻町)にあり、人々が平和に暮らせるように「人心を安らかに」という願いをこめて、羊太夫が祀ったといわれ、誰言うとなく「羊神社」と呼び称えるようになったと伝えられている。
尾張誌に「今、村の名を辻といえるのは羊の省かりたるとそ」、尾張国地名考に「住昔(往昔?)火辻村といひしを後世火の字を忌て単に辻村と書くといふ」と記されている。・・・・
境内由緒書き より

「延喜式神名帳」に山田郡羊神社、「本国帳」に従三位羊天神とあるのがこの神社で、祭神は天照大神、火迦具土命の二柱を祀る。棟札に慶長十八年(1613)癸丑八月五日とある。またこの付近の町名、辻町の語源は「ひつじ」が転じたものといわれる。
名古屋市教育委員会

「多胡碑」の近く、安中市中野谷に「羊太夫藤原宗勝命」を祀る「羊神社」があります。

神社遠景

境内入口

社号標

境内

手水舎

普通は龍頭からだが、流石羊神社!羊の口から水が出ています。

親子の羊様

蕃塀

拝殿

拝殿内部

幣殿

本殿


白山社・秋葉社・津島社・御嶽社・山神社・水神社

末社を護る浪花狛犬。拡大写真はこちら。
(大正3年(1914)6月建立)

稲荷社