熱田神宮

名古屋市熱田区神宮 (平成19年8/9/12月三度訪問)

東経136度54分42.03秒、北緯35度7分26.9秒に鎮座。

【神社情報・Rumarin&Saiseiさんより】
言わずと知れた、日本屈指の名社です。名神大社であり官幣大社、尾張国の三宮です。(一宮でない理由は諸説あるようです)祭神は三種の神器の一つである草薙神剣をご神体とした熱田大神で、相殿に天照大神、素盞嗚尊、日本武尊、宮簀媛命、建稲種命が祀られています。

名古屋の真ん中にある広大な熱田の森には、樹齢千年以上と言われる大楠をはじめさまざまな草木が茂り、まさに都会のオアシスといった感じがします。大きな木の鳥居、長い参道、拝殿とその奥に続いて並んでいるいくつもの社殿は伊勢神宮を彷彿とさせますし、それに勝るとも劣らないものをもっていると思います。また、熱田神宮は本宮のほかに別宮一社、摂社十二社、末社三十一社あり、その中には三社の名神大社を含む九社の式内社があります。このうち別宮一社、摂社八社、末社十九社は境内にあり、境内社を全てまわるだけでもかなりの時間がかかります。(下知我麻神社は境内のどこともつながっていないので、行く場合は西門から外に出て右に300mほど行く必要があります)熱田神宮が「伊勢神宮に次ぐ大社」と言われていることも頷けます。
この他にも日本三大塀だという信長塀や、四千点以上の宝物が展示されている宝物館(大人三百円)など見所が多い神社のひとつです。

あと冬の寒い時など、参拝後に休憩所横の「宮きしめん」で熱田の森に囲まれて食べる温かいきしめんは最高です。ここを訪れた折には是非お試しを。

祭神 熱田大神
相殿 天照大神・素盞嗚尊・日本武尊・宮簀媛命・建稲種命
由緒
熱田神宮の創祀は、三種の神器の一つ草薙神剣の御鎮座により始まります。代12代景行天皇の御代、日本武尊は御東征の後神剣を尊のお妃である宮簀媛命のお手許(緑区大高町氷上)に留め置かれたまま亀山市能褒野でなくなられました。後に宮簀媛命は、社地を熱田にお定めになり、神剣を奉斎されました。
以来伊勢の神宮につぐ格別に尊いお宮として篤い崇敬をあつめ、延喜式名神大社・勅祭社に列せられ、国家鎮護の神宮として特別のお取り扱いを受ける一方、「熱田さま」「宮」とも呼ばれ親しまれてきました。
境内由緒書より。境内案内図と由緒書全文はこちら。

正門(南)

拝殿

本宮社殿

別宮、八剣宮。草薙神剣のレプリカが祀られているようです。

上知我麻神社。尾張国造「乎止與命(おとよのみこと)」をお祀りし、熱田の地主神とされます。「知恵の文殊様」として崇(あが)められ合格祈願に詣でる方が多い神社です。

下知我麻神社。旅行安全の神様として古くから信仰の篤いお社です。

孫若御子神社

御田神社

日割御子神社

大楠

信長塀。永禄三年(1560) 織田信長が桶狭間出陣の際当神宮に願文を奏し、大勝したのでその御礼として奉納したのが塀。

南神池と休憩所

西門と参道