犬山市楽田地区(平成15年5月2日)
この神社は尾張の二宮で、尾張開拓の祖神・大縣大神を祀っている式内社です。創建は、社伝によれば始め濃尾平野を見おろす本宮山の頂に鎮座していましたが、垂仁天皇27年8月(紀元前3年)に現在の地に新宮を営み遷座したと伝えられています。
現在の社殿は、尾張藩主2代目徳川光友が寛文元年(1661)に再建、尾張造の構造様式で、特に本殿は三棟造・大縣造といわれる特殊な様式で、国の重要文化財の指定を受けています。
明神大鳥居 |
茅葺きの手水舎 |
参道の耳垂れ尾付狛犬(吽は前に木があり正面から写せませんでした) | |
茅葺きで重厚な拝殿 尾張開拓の祖神・大荒田命を祀り 桃山時代のもので 「大縣造り」と呼ばれています。 絵馬が棟方志功さんの描いた物でした。 |
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姫之宮本殿を守る尾立狛犬 | |
姫之宮では、玉比売命を祀り、古来より安産・子授・縁結・夫婦円満・特に女性の守護神として篤い信仰があります。
ここ大縣神社は女の子を望むときに、対して田縣神社は男のこを望むときにお願いすると御利益があるそうです。
大杉の深い緑に囲まれた静かで趣のある神社でした。