尾張大国霊(おわりおおくにたま)神社

稲沢市国府宮1-1-1 (平成24年4月28日)

東経136度48分29.38秒、北緯35度15分10.66秒に鎮座。

この神社は、名鉄名古屋本線・国府宮駅の北東400m程の辺り、稲沢市の、と言うより名古屋の市街地と言ったほうが適切な、そんな街中に鎮座しております。尾張国の総社となっていますが、多くの総社は衰微して見る影も無いのですが、ここは、広く長〜い参道と重文の楼門や拝殿を持つ立派な神社となっております。

近くに尾張国の国衙(国府)があったことから、一般には国府宮神社(こうのみやじんじゃ)、国府宮(こうのみや)と呼ばれる。最寄りの名鉄電車の駅は神社の通称にちなむ「国府宮駅」となっている。

祭神の尾張大国霊神は、尾張人の祖先が当地を開拓する中で、自分達を養う土地の霊力を神と崇めたものとされる。開拓の神ということで、大国主命とする説もある。
神社は尾張国府の創始とともに創建されたもので、尾張国の総社とされた。境内別宮の大御霊神社(大歳神之御子。大年神の御子神の大国御魂神のこと)・宗形神社(田心姫命)とともに国府宮三社と称する。『延喜式』では小社に列する。昭和15年(1940年)に国幣小社に列格し、戦後は別表神社となった。
本社の建築様式は本殿、渡殿、祭文殿、廻廊、拝殿、楼門と並ぶもので「尾張式」と称される。また、本殿に接する位置には自然石を5個円形に並べた「磐境(いわくら)」があり、社殿建立以前の原始的な祭祀様式を物語るものとして神聖視されている。
ウィキペディア より

境内の800m程南、136号線の参道入口に立つ一の鳥居。

参道

二の鳥居

神橋

三の鳥居

楼門

蕃塀

拝殿

渋い親父面の浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(明治13年(1880)4月建立)

内部

拝殿、祭文殿、釣殿、本殿

御神木

西側参道の鳥居