住吉神社

半田市宮路町53(平成21年11月22日)

東経136度55分47.09秒、北緯34度53分58.35秒に鎮座。

 この神社は名鉄河和線・住吉町駅東に鎮座しています。境内入口は宮池の畔にあり東西から池の畔を巡るように参道が造られています。東参道入口には 「入水神社 住吉神社」の社号標が立っていましたが、これは旧社名のようです。東参道入口から境内に至る小径には数々の境内社が祀られ、広々とした境内中央奥には千鳥破風唐破風付きの拝殿が建立されています。本殿はどこから見ても殆ど見えませんでした。
 紅葉を水面に映した宮池の佇まいが素晴らしく、早朝の静かな空気が凜とした感じを与え、とても印象に残る神社でした。

 御祭神:表筒男神、仲筒男命、底筒男命、仲哀天皇、神功皇后
 祭礼日:4月14・15日
 境内社:松尾社、上知加麻神社、厳島社、熊野社、鍬神社、秋葉神社、天神社、金比羅社、猿田彦社、稲荷社、天照皇大神
 由緒:創建は不詳です。往古は「入水下天神」と称していましたが、何時の頃からか「住吉天神」と称するようになりました。
 さらに天保9年(1838)に許可を得て入水神社と改称、その後、昭和27年(1952)7月に再び現社名に改称しました。
 一番古い棟札は永禄2年(1559)のもので、「奉修宮入水下天神社」と書かれています。
 上半田・山神社(天王町1)と、 津嶋社(住吉町8)は、住吉神社の境外社です。

 春の例祭は『ちんとろ祭り』と称されていますが、山車の町内運行と住吉神社の宮池での「ちんとろ船」(まきわら船)内で子供三番叟の奉納があります。「ちんとろ」という名の由来は、船の提灯の形が,珍灯籠であるためチントロ船と呼び、囃子が「チントロ・チントロ・サッサァーイ」と聞こえることからこの名前がついたといわれます。
『尾張の山車まつり』より

東参道入口付近から見た神社・宮池遠景
東参道入口
東参道入口に立つ台輪鳥居 社号標
「入水神社 住吉神社
東参道入口にいる大正10年生まれの岡崎狛犬
(大正10年(1921)3月建立)
東参道途中に祀られる鍬社、熊野社、厳島社、上知加麻社、松尾社
東参道途中に祀られる天照皇大神
東参道途中に祀られる住吉稲荷大明神
境内社入口 東参道途中に祀られる住吉天神社鳥居
御眷属・牛 住吉天神社社殿
境内社:金刀比羅社 境内社:猿田彦社
境内社:秋葉神社
境内入口に立つ台輪鳥居 社号標
境内の様子
拝殿前、昭和14年生まれの招魂社系狛犬
(昭和14年(1939)1月建立)
拝殿
拝殿屋根上の飛び狛さん
 
木々の間から僅かに千木だけが見える本殿
さざれ石
境内入口に植樹されている冬桜
南参道入口に立つ台輪鳥居 社号標
南参道付近から見る神社・宮池遠景