十二神社

知多郡美浜町北方東側43(平成21年11月22日)

東経136度54分58.34秒、北緯34度46分35.31秒に鎮座。

 この神社は名鉄河和線・河和駅の北約220mの小丘山麓に鎮座しています。入口には大きな灯篭、社号標、鳥居が立ち、境内左側は児童遊園になっている親しみやすい神社です。入り口正面には拝所か長床と思われる大きな建物が建ち、その裏側に廻ると石垣と石段の上に社殿が建立されています。その左右には綺麗に整備された境内社が建ち並び、境内左には入口が別に作られている北方稲荷社が祀られています。地域の氏神様として崇敬が篤いのでしょう、私達が参拝していたときにも何組かの方々が熱心に祈願していらっしゃいました。

 御祭神:木工理姫命、木花咲耶姫命
 祭礼日:4月3日
 境内社:春野社、伊弉諾命、国常主命、大名持命、大日靈命、少彦名命、天御中主命、天津神・国津神、猿田彦命、於止與命、大己貴命、高皇産霊命、軻遇突智命、御葦社、金比羅社、明治神宮、橿原神宮、北方稲荷社
 由緒:「尾張志」に「十二社権現ノ社北方村にあり、木工理姫命、木花咲耶姫命を祭る。創建は文明2庚寅年の由いひ伝う。境内末社多し」とあえいます。
 「尾張徇行記」では文明2年(1470)駿河国富士山から勧請し、又、十二社権現は河和城主・戸田孫八郎の氏神の由と記されています。
 明治元年、十二社権現は廃され、現社名に改称されました。
(「神社名鑑」「境内案内」より)

社頭
入口の鳥居 社号標
村社十二神社」
拝所?長床?
境内入口
境内入口にいる大正4年生まれの浪速狛犬
鼻筋が通った「人の良い叔父さん」を彷彿とさせる狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(東京市深川区 石工・中村足吉 大正4年(1915)2月建立)
拝殿
本殿
本殿左側の境内社
磐座 境内社:春野社(中央)
合社:伊弉諾命、国常主命、大名持命、大日靈命、少彦名命、天御中主命
本殿右側の境内社
合社:天津神・国津神、猿田彦命、於止與命、大己貴命、高皇産霊命、軻遇突智命
御葦社、金比羅社、明治神宮、橿原神宮 磐座
境内左、入口が別に作られている境内社:北方稲荷社