御鍬神社

知立市来迎寺町西中畑16(平成21年11月22日)

東経137度4分36.37秒、北緯34度59分50.75秒に鎮座。

 この神社は猿渡川の北、安城市との境界近くに鎮座しています。写真からも分かるように、非常に大木が多く豊かな鎮守の杜を有する、綺麗に整えられた神社でした。
 入口には木製伊勢鳥居と社号標が建ち、広々とした境内左側には社務所、中央奥には入母屋造りの拝殿、渡り廊下のような幣殿、伊勢神宮の1/2の大きさに造営された神明造りの本殿が建立されています。社殿左には境内社が三社、鞘堂に納められ祀られていました。

 御祭神:豊受比賣命
 祭礼日:1月元旦・迎春祭、1月4日・新年祭 交通安全祈願祭、2月・祈年祭、7月21日・弁天祭、10月第三日曜日・例祭、12月・新嘗祭、除夜祭
 境内社:山神社、秋葉社、弁天社
 由緒:江戸時代に来迎寺村をはじめ、近村の牛田、八橋、駒場、花園、里、今、大濱茶屋の八ヶ村が連合して、伊勢より御鍬神を勧請し、各村輪番にて御鍬祭を奉仕し、豊作を祈願してきたが、明和年間(1764〜71)にこの輪番が来迎寺村で終わる事になったことから、社殿を造営し、以後来迎寺村の氏神様として仰ぎ祀ったと言われている。明治5年(1872)、村社に列格となり、明治6年(1873)、現在の拝殿が造営され、同時に字西中畑の山神社、字石田の秋葉社、弁天社を境内に遷された。
 本殿は大正3年(1914)に神明造りを忠実に守って屋根は切妻造の杉皮葺、平入り素木造、一重の繁垂木そりなし、棟に千木、かつお木(五本)を置く神殿で、丁度伊勢神宮の1/2の大きさに造営された。

社頭
入口の木製伊勢鳥居と社号標
境内の様子
入母屋造りの拝殿
幣殿
神明造りの本殿
境内社入口と鞘堂
 
山神社 弁天社 秋葉社