八剱神社

安城市東端町八剱55(平成21年11月23日)

東経137度1分38.66秒、北緯34度54分29.57秒に鎮座。

 この神社は北新川駅の東約3kmに鎮座しています。長田川左岸に近く、南北に長い社地と豊かな森を持つ綺麗な神社でした。
 「村社八剱神社」の社号標が建つ参道入口からは鳥居と大きな森が真正面に良く見え、鳥居の前には岡崎天神系の狛犬がいました。良く整備された参道を抜けると明るく広い境内で、正面奥に拝殿・本殿が建立され、境内左側には天王社、源太夫社が、社殿右側には秋葉社が祭られています。由緒書きにはその他に天白社、八面社、厳島社が境内社として書かれていますが、見付けられませんでした。
 境内や社頭に巨樹があり、清々しく気持ちの良い参拝が出来る神社です。

 御祭神:日本武尊、素盞嗚尊、仁徳天皇、合祀社名:元天満社(菅原道真公)、元加夜奈留美社(加夜奈留美神)、元住吉社(中筒之男神)、元諏訪社(建御名方神)、元山神社(大山祇神)、元稲荷社(保食神)
 祭礼日:11月第一日曜日
 境内社:源太夫社(於止譽命)、天白社(天児屋根命)、天王社(素盞嗚命)、八面社(余神須佐男尊)、厳島社(市杵島姫神)、秋葉社(火産霊神)
 由緒:旧記に醍醐帝四皇子重明親王の苗裔敏親、此の上に住し、源頼朝に仕え宇治及一の谷の役に功を建て、周防の守に任ぜらる。此の際、守本尊として不動尊の像を携う。別に祈願の事あり。治承元年熱田神宮を勧請し、敏親の死後、村民之を氏神として尊信すと伝う。
 古図に依れば、同じ境内に八剱宮と若宮の二社殿あり。本殿修築の際一社殿に奉斎したるものなり。

社頭
参道の様子 社号標
「村社八剱神社」
鳥居前にいる明治7年生まれの狛犬
岡崎天神系の狛犬で、阿には角が、吽には宝珠が付いています。随分首が細く長いですね〜、羨ましいです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治7年(1874)8月吉日建立)
台輪鳥居
参道の様子
境内の様子
拝殿前、昭和4年生まれの岡崎現代型狛犬
(昭和4年(1929)10月建立)
拝殿
本殿
境内社:秋葉社
境内社:天王社
境内社:源太夫社
石碑 石碑
境内に聳える御神木
社頭に聳える御神木