萱津(かやづ)神社

あま市上萱津車屋19 (平成27年1月5日)

東経136度50分34.26秒、北緯35度11分25.91秒に鎮座。

この神社は、名鉄名古屋本線・須ヶ口駅の南西1km程の辺り、五条川の西側近くに鎮座しております。

御祭神 鹿屋野比売神

由緒
尾張国神名帳に従三位萱津天神と所載、貞治本国帳に従一位上萱津天神と記す。昔草ノ社(かやのやしろ)または種の社(くさのやしろ)と称し和歌で知られる阿波手(あわで)の杜に神鎮まりす古社であります。
太古、民族が肥沃な地を求め移り住み、この地に野を司る鹿屋野比売神(かやぬひめのかみ)を奉祀したのが始まりとされる。
当時の住居は茅・草葺きのもので有ったことから建物の神と崇敬を得ると共に全国唯一の漬物の神、また縁結びの神として広くご崇敬を得ている。
日本武尊御東征の途、参拝あり、又代々の国司・国主の崇敬篤く、室町時代初期には国主萱津左京太夫頼益公が神田60貫文を寄進し、元和年間(1615〜1623)には時の藩主徳川義直公より香の物領として石高5石8斗余の農地の寄進を受け明治初年(1868)まで続いた。昭和に入り社殿のご造営、境内の整備を行い終戦時には県社扱いの神社に認められた。
今日の本殿は昭和22年(1947)に、拝殿は昭和48年(1973)に、会館は平成11年(1999)にそれぞれご造営がなされたものである。
境内由緒書き より。

あま市指定無形民俗文化財 香の物祭
香の物祭は、例年8月21日、当萱津神社香の物殿にて香の物大祭及漬込み神事としておこなれてきており、名古屋市熱田神宮への特殊神饌としても古来より献進されている。
境内説明書きより

参道

一旦降る参道

参道途中の狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和10年(1935)9月建立)

拝殿

拝殿前の浪花狛犬。拡大写真はこちら。
(明治44年(1911)10月建立)

本殿


香の物殿

漬物樽


連理の白樫


照霊社 八剣宮

銭神社・金山社

漬物祖神、鹿屋野比売神